最高の結婚式を挙げたい、全ての方へ

プレ花嫁&花婿のみなさん、結婚式の準備は進んでいますか?

結婚式の準備って、わくわくしたり、楽しいって感じる時もあるけれど
考えなくちゃいけないことが山ほどあって
途中で一瞬、気が遠くなること、ありませんか?
(私だけ?)

そもそも、式場はどこにするか?
誰をご招待するか?どこまでご招待するか?
お色直しの衣装は何にするか?
料理のグレードはどうするか?
装花はどんな色で、どんなイメージにするか?
どのシーンで、どの曲を流すか?
引出物は誰に何を渡すか?

あぁ…
卒花さんたちは、この数多の取捨選択を乗り越えてきたのか…
先輩花嫁さんたちに、尊敬の念さえ抱きました。

ちなみにみなさんには、結婚式の中で
「ここだけは譲れないっ!」
「これだけは叶えたいっ!」
と思う、こだわりポイントはありますか?

私にはありました。
絶対に譲れない、妥協できないポイントが。

それは「言葉」でした。

目次

私が言葉にこだわった理由


それはとてもシンプルです。

単純に興味があったから。

私はフリーランスとして、複数の仕事を持っているのですが
その軸となっているのが言葉です。

スピーチライター、ウェディングMC、通訳・翻訳、ファシリテーター…

言葉は私にとって、とても身近で、切っても切り離せないものです。

自分が結婚式を挙げるという立場になっても、それは変わりませんでした。

言葉に重きを置いた結婚式って、どんな感じになるんだろう?
そういえば、言葉にこだわった結婚式って見たことないかも…
よし、自分の結婚式で実験してみるか!

という温度感でした。

実験って。
やり直しきかないのよ。
リスキーなことはしない方がいいんじゃない?

私の中の理性が、私を諭します。

しかし、これも職業病か…
言葉に携わる者の性(さが)か…

興味が理性を易々と超えてきました。

かくして、私たち夫婦の結婚式のテーマは「言葉」に決定。
(ほぼ新婦の独断)

実は結婚式って、言葉の登場シーンが多いんです。

ゲストに宛てたメッセージカード
ウェルカムスピーチ
ゲストスピーチ
花嫁の手紙
謝辞
司会進行などなど…

人前式の場合は、誓いの言葉も自分たちで考えますよね?

もうね、全部これでもかというくらいこだわりました。

それぞれどういったところにこだわったかという話までしてしまうと
読むのも嫌になるほど長くなってしまうので
また別の記事で詳しくお話ししたいと思います。

最大のこだわりポイント

中でも、私が一番時間をかけて、且つ悩みに悩んだのが
花嫁の手紙でした。

なぜかというと、新婦がまとまって話ができるのが、ここしかなかったから。

どうすれば、限られた時間を効果的に使えるか?
色々考えた結果…

手紙ではなく、スピーチをする

という結論にたどり着きました。

花嫁の手紙
改め
花嫁のスピーチ

もうこの時点で字面がおもしろい。
「花嫁」と「スピーチ」って言葉が不協和音すぎる。

普通に結婚式をしていたら、絶対に組み合わせられないコンビ。

なぜ手紙ではなく、スピーチなのか?

その理由は大きく2つありました。

仕事柄、スピーチの方が慣れているから

ちょっと特殊かもしれないのですが
私は昔から「人前で何かを見ながら話す」というのが、どうも苦手でした。

手元の原稿から一瞬目を離して、聴衆とアイコンタクトをとって
また原稿に目線を戻すと、自分がどこまで話して
どこから話し始めればいいかがわからなくなる。

それならいっそ、全部頭に入れちゃえ!
というタイプでした。

だから手紙朗読とは相性が悪いんです。

ゲストひとりひとりにメッセージを届けたかったから

花嫁の手紙というのは一般的に
今まで育ててくれた親への感謝を伝えるというのが目的です。
メインの聴き手は自分の親(または家族)になります。

でも、私はそれまでたくさんの結婚式に参列しながら、こう思っていました。

この時間、ゲストって蚊帳の外じゃない?

せっかく時間とお金を使って来てくれたのに
あえて家族だけの内輪の空間を作る必要があるのか?

親への感謝を伝える。
その目的は果たしつつも、そこにいる全員の心に動きを与えるような、そんな話がしたい。

そうなると、大前提として、聴き手を話に引き込んで
映画や本を読んでいる時のような没入感を与える必要がある。

手紙だとどうしても「読んでいる」感が出てしまって
聴き手がストーリーの中にうまく入ってこられないのでは?
そう思い、聴き手に直接訴えかけられるスピーチという形をとりました。

具体的にどんなスピーチをしたのか?
どういう風にスピーチを組み立てていったのか?については
これも別の記事で詳しくお話しさせてください。

刺客、現る

私は、この方向性に満足していました。

花嫁のスピーチ、これしかない。
そう信じていました。

でもその一方で、心の片隅に、ほんの少しだけ
「このまま突き進んで大丈夫かな」という不安があったので
同じく言葉のプロであるライター仲間の意見を聞いてみることにしたんです。
参考までに。

多分私は
「いいじゃん!」
その一言が欲しかったんだと思います。
とんっと背中を押してほしかったんです。

ところが…

「そもそものベクトルが間違ってる。」

完全否定されました。

「ゲストは新郎新婦から何かを学びに来てるわけじゃなくて
2人の新しいスタートを祝福しに来てくれているわけでしょ?

だから花嫁の手紙にしろスピーチにしろ
それを聞いた人たちに『心から2人を応援したい!』って
思ってもらうことが一番大切なんじゃないかな。

ま、結婚式は結婚式を挙げる本人たちが
やりたいようにやるのが1番だから
最終的には藤井さんの好きにしたらいいと思うけど。」

最後の一言の突き放し感が、余計に心に刺さりました。

私が言葉にこだわった「本当の」理由

あれ?
もしかして私、すごく場違いなことをしようとしてる?
しかもライターなのに、花嫁の手紙の本質を完全に見失ってた…

恥ずかしさと悔しさと悲しさが同時に押し寄せてきました。

計画を変更しよう。
アドバイスをもらった通り
ゲストが聴いていて心地良い、当たり障りのない内容にしよう。

そう思い、それまで書いた原稿を一文字一文字削除し始めました。
でも、その手がふと止まったんです。

そもそも、どうして私はここまで「言葉にこだわった結婚式」をしたいのか。

単に自分の好奇心を満たすため?
絶対にそれだけじゃないはず。

いつも感じていました。

言葉って、私たちが想像している以上にものすごいパワーを持っているんだなって。

人の心を動かし、それまでの考え方やものの見方を変えたり
新しい気づきを与えたり…

ただ、こういうことを感じるのって、私が言葉に関わる仕事をしているからで
そうじゃない方々からすると、普段生活をしている中で
言葉の力を実感する機会って多くないと思うんです。

でも、思い出してみてください。
結婚式で、こんな経験をしたことはありませんか?

新郎新婦やゲストが自分の想いを一生懸命話している様子に
胸がじーんと熱くなる。

ご家族の何気ない一言に深い愛情を感じる。

懐かしい思い出が語られることで
心の奥に眠っていた大切な記憶が蘇る。

様々な人の想いが交差し
人と言葉との距離がとても近くなる特別な日。

それが結婚式です。

例えば、印象的な映画の台詞がいつまでも心に残って
困難にぶつかった時に勇気や希望を与えてくれるように
結婚式で交わされた言葉が
誰かの人生にそっと寄り添うこともあるんじゃないか?

そう思うからこそ、私は結婚式を
ただ「楽しい時間」で終わらせたくありませんでした。

言葉を通して、ゲストがゲスト自身と向き合う時間。

自分が大切にしているもの、大切にしたいものに気づく時間。

結婚式が終わった後、少しだけ世界が変わって見えるような
そんな時間にしたい
と思っていたんです。

突き進んだ、その先に…

結局、私は自分の「こうしたい」という想いを大切にすることにしました。

その想いがとても強いということに気づいたのと
やらずに後悔はしたくなかったからです。

仮にうまくいかなかったとしても、それはそれで学びがあるだろうと
ポジティブに考えることにしました。

そうは言っても、不安がなくなったわけではありません。

単なる自己満足なんじゃないか?
場がしらけたらどうしよう?
不快に感じたゲストはいなかったか?

結婚式当日も、そんなもやもやが
ずっと頭の片隅にありました。

そのもやもやを吹き飛ばしてくれたのは
お開き後に親友がくれた1本のLINEでした。

「はるかのスピーチを聴いて、自分の人生を肯定してもらえた気がして、すごくうれしかった。」

そのメッセージを見た瞬間、私は確信しました。

こういう結婚式があってもいいんだ。

卒花としての気づき

結婚式の準備をしていると、どうしても衣装や料理やお花など
「見えるもの」に意識が向きがちになります。

でも目に見えない言葉こそ
あなたの結婚式を特別なものにしてくれるかもしれません。

ほんの少しだけ勇気を出して、大切な人に届けてみませんか?

あなたにしか語れないことを。
あなたにしか表現できないことを。

きっと唯一無二の素敵な結婚式になると思います。

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